これを高尿酸血症と言います。
それを放置すると、ある日突然、足の親趾の付け根の関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で、耐えがたいほどの痛みです。1週間から10日たつとしだいに治まって、しばらくすると全く症状がなくなります。
痛風発作は、消炎鎮痛薬を服用すると比較的早く治まることが多いです。ただし油断は禁物で、多くの場合1年以内にまた同じような発作がおこります。
そして繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなってきます。このころになると、関節の痛みだけでなく、関節の周囲や身体のどこかに結節ができたり、腎臓が悪くなったり、尿路結石が出来たりする人が出てきます。最終的には重症の慢性痛風になる可能性も高いので放置するのは危険です。
また、血清尿酸値の高い人は心血管障害や脳血管障害の可能性が他の人より高い事がわかっています。これを防ぐためには尿酸値以外の動脈硬化のリスク因子にも注意する必要があります。
痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いです。血清尿酸値は遺伝と環境の両方が関係します。
〒545-6021大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
あべのハルカス 21F あべのハルカスメディカルプラザ
阿倍野区 天王寺駅・大阪阿部野橋駅すぐ
リウマチ科・整形外科 えすみリウマチ整形外科クリニック