腰痛には、一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる急性腰痛症と、痛みは軽いものの強くなったり楽になったりを繰り返す「慢性腰痛症」があります。
腰痛には、色々な原因があり、また病状、原因によっても治療法が異なるため、正確な診断が重要です。 必要に応じてX線(レントゲン)検査による画像診断を行い骨の異常が無いか調べます。骨に異常が見られない場合は、筋肉の疲労や炎症が疑われますがストレス性や内臓疾患からくる腰痛もあり原因の特定が困難な場合もあります。
■急性腰痛症
一般的に「ぎっくり腰」と言われる症状で、なんらかのきっかけで急激に発症する腰痛です。 その原因や傷めた場所によって治療法も変わります。
■生活習慣からの腰痛
なかでも無理な姿勢や同じ姿勢を長時間続けることにより、腰椎や筋肉に疲労がたまり慢性的な腰痛になることがあります。
■椎間板ヘルニアによる腰痛
椎間板ヘルニアは20~30代の比較的若い人、特に激しいスポーツをする人に多くみられます。 また加齢によってもおこる症状です。
■骨粗鬆症による腰痛
骨粗鬆症を発症すると骨の密度が粗くなり必要な強度がたもたれなくなるため日常生活での動作でも 圧迫骨折をしたり、腰痛を引き起こしたりします。
■心理的・社会的なストレスによる腰痛
画像診断で骨に異常が認められず、鎮痛薬などの内服治療をしても症状が改善しない場合いストレス性の腰痛が考えられます。近年このストレスによる腰痛が増えていることが確認されています。
■妊娠中の腰痛
妊娠中、特におなかが大きくなってくると重心が前にくるため、腰を反らす姿勢が長くなり腰痛を引き起こす原因になります。
■薬物療法
■トリガーポイント注射
■物理療法
さまざまな最新の治療器を使ってリハビリで徐々に痛みを和らげていきます。生活習慣からくる痛みから椎間板ヘルニアなどの症状にも対応しています。
■運動療法
個々の症状に合わせた個別メニューを作成し、予防も含めたリハビリテーションを行うことによって痛みを和らげていきます。
■コルセットやベルトなどの装具療法
腰を固定することにより痛みは和らぎますが、長期間の使用は筋力を低下させるため、ぎっくり腰など急性の痛みに向きます。
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